HIDレベリングコントローラーの取り付け - ALPHARDDIY

　信号待ち等で車が停止したときに、一定時間経過後HIDヘッドライトを下へ向かせる回路です。マイアルは社外品のナビ＆オーディオを取り付けているのでハンドルスイッチ（左）が未使用になっていましたのでそのスイッチで操作することにしました。このスイッチは抵抗で多重化されているのでアナログ入力のあるPICを使用してスイッチの状態を読み取っています。また、停止してからHIDライトが下向きになるまでの時間は学習モードで設定を変更できるようにしてあります。

現在の問題点
１．ステアリングスイッチを利用する為に、ステアリング学習リモコンとの併用は不可。但し、オートモードのみの利用でよければモード切替用スイッチを１つ取り付ければ動作可能。

２．走行時にレベリング操作してもスムーズに動作しない。これはアルファードのレベリングコンピューターが走行時の急激なレベリングを抑制している為だと思われます。回避不可能です。

３．HIDレベリングコンピューターに偽信号を送ってレベリングをコントロールしていますのでHIDレベリング異常警告ランプが点灯するかもしれません。※取り付けて２年程度経過しますが点灯したことはありません。

※現在このユニットは販売しておりません。新型を開発中です。

アルファードへの取り付け例
	コントロールユニットです。り付け解説書はこちら。大きい画像を見たい方は画像をクリックしてください。
	ユニットはオーディオの後ろに取り付けました。まずセンターパネルを外します。ねじはありませんので引っ張ると外れます。外すときはまずシフトレバーを取り外してパネルの傷防止にビニルテープを巻いておきます。シフトポジションはNの位置にしておきます。初期型のアルの方はシフトロック解除ボタンが落ちるのでそれもテープで固定してください。
	センターパネルを外すとこのようになります。次はオーディオを外します。ねじ４本で固定されていますので全て外します。
	オーディオを外すと奥のほうに遊んでいるオプションコネクタがあります。ピン数の多いコネクタですが配線は３本しか接続されていませんでした。これがハンドルスイッチ（左）の配線です。３本とも接続します。
	今回はコネクタタイプのワンタッチコネクタを使用しました。まず左のコネクタを目的のコネクタにペンチで圧着します。右のコネクタは接続したい配線を圧着します。
	この様に３本とも接続します。
	６番-茶/黄:ＧＮＤ、　７番-黄/黒:ＳＷ１、　８番-赤/黄：ＳＷ２になっています。
	接続する配線にはこの様にコネクタを圧着しておきます。※販売バージョンでは配線色が異なります。
	接続後はこんな感じになります。今回使用したワンタッチコネクタはコネクタ部分がいつでも取り外しも可能です。結構便利です。
	ACC電源とGND（アース）はオーディオのコネクタから取りました。
	車速信号はこの純正ナビ用オプションコネクタから取ります。
	３番-白/赤: 車速度信号
	HIDコントロール信号は運転席ドア下のステップ部分にある配線の束に接続します。ワンタッチコネクタで接続しました。白: HIDコントロール線、　茶: HIDコントロール用基準電圧　※販売バージョンでは配線色が異なります。
	操作はこのハンドルスイッチで行います。今回は音量ボタンは未使用です。SEEK+で上向き（マニュアル）、SEEK-で下向き（マニュアル）です。MODEボタンを押すと押すごとにAUTO<->OFFが切り替わります。現在のモードはBEEP音の回数で確認することが出来ます。左に取り付けてあるのはナビのリモコンです。
	動作中の動画です。左の画像をクリックすると観覧できます。マニュアルモードで上下させてみました。WMV9で圧縮してありますので再生できない方は最新版のWindowsMediaPlayerをインストールしてみてください。
	ステアリングスイッチを使用しないでマニュアルモードを操作したい方はステアリングスイッチと同等の回路を作ればＯＫです。左図を参考に作成してください。